国際的な賞に輝いた日本映画3選

日本には、世界でも有数の歴史が長く名高い映画産業があります。製作される映画の数多くが国際的な映画祭に出品され、受賞に輝く作品もまれではありません。

実際のところ、アカデミー国際長編映画賞(旧 外国語映画賞)を受けてオスカーを持ち帰った作品もあり、アジア映画を牽引してきた映画産業の1つが日本の映画界であると言うこともできます。この点を鑑みても、日本映画の質は高いと言えます。最高の作品群から特に選り抜きの作品をご覧になりたければ、以下のリストを参考にしてください。これらの作品なら間違いはありません。

1. おくりびと(Departures)

ガンジス川のほとりで行われる葬送の儀式がこの映画の原点となっています。俳優の本木雅弘がその様子を見て、この映画の着想を得ました。納棺師である小林大悟が主役です。納棺師とは伝統的な葬儀屋で働く人のことを意味します。前述の本木が主役の大悟を演じます。

チェロ演奏者としてのキャリアが終わってしまった大悟は、社会的な偏見に抗いつつ、納棺師として再出発しようとします。大悟が、その新しい職故に、数々の困難と対峙するのです。

死をテーマとした映画であることから映画祭での上映については当初主催者側に戸惑いがあったものの、結局「おくりびと」は数々の賞を獲得しました。2008年モントリオール世界映画祭でのグランプリにも輝いたのです。その後も様々な賞を取り続けました。最大の栄誉は2009年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞するに至ったことです。日本映画がこの部門で受賞したのは初めてのことでした。

2. 千と千尋の神隠し

この映画を宮崎駿が製作する着想の源は、ある10歳の少女でした。宮崎は少女の父の友人でした。当時宮崎は他の2つの作品に取り組んでいましたが、いずれも製作に至りませんでした。「千と千尋の神隠し」は2000年に製作が開始されました。

 

この映画は、ある年若い少女の物語です。彼女の両親は湯婆婆という魔女によって豚に変えられてしまいました。少女は魔女の営む湯屋で働きながら、両親を元に戻す方法を探すのでした。2001年の上映後、この映画はUS$3億5200万もの興行収入を上げました。数々の受賞を果たしましたが、最も重要な賞は、恐らく、第75回アカデミー賞長編アニメ映画賞でしょう。

3.そして父になる

「そして父になる」は、2013年のカンヌ映画祭での初上映時から観客の支持を集めました。プレミア上映終了時、スタンディングオベーションが10分間も続いたのです。その後、称賛が途絶えることがありませんでした。

成功している建築家の野々宮良多は仕事に全力を挙げていましたが、ある時、自分の息子が誕生時に病院で他の子供と取り替えられていたことを知ります。良多と彼の妻は、もう一組の夫婦と会い、話し合うことになります。二組の夫婦は初めて実の息子たちと出会い、そして物語は展開して行きます。